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ファンタジーダンジョン

かくして少年は迷宮を駆ける【作品紹介】

借金のカタにさせられた妹を救うため、ダンジョンに潜ってモンスターを狩る!!
この作品はこんな所がオススメ!
・不屈の精神で成り上がっていく主人公 
・常に格上との戦い。ハラハラのジャイアントキリング
・謎につつまれたダンジョン。最奥部には最厄の竜!

あらすじ

①借金を残して親が他界
②妹が担保にされてて人身売買
③買い戻したいなら金貨1000枚

金もない。地位もない。力もない。
全てを打開すべく少年は迷宮へと足を踏み入れる。
理不尽を超える為の金と地位と力を求め、少年は成り上がる

迷宮を踏み進み 魔物を倒し 賞金首の首を刈る  
地道にコツコツ実績を―――などと言っている暇はない 容姿は最高だが人格の破綻した女と共に嵐のように迫る試練を乗り越えよ!

小説家になろうより引用

この作品について詳しく

世界観

地下には迷宮と呼ばれるダンジョンが乱立し、地上には多種多様なヒトと、その上位存在である精霊が生きていく世界。
世界には「7つの大罪」それぞれの名前を冠する「大罪迷宮」が存在し、その最奥部に「竜」が存在するとされている。

迷宮からは魔物が発生し、放っておくと地上に溢れ、ヒトの領土を踏み荒らしていく。
そのため、ダンジョンを探索し、魔物を駆除するための職業として冒険者がある。
冒険者は魔物を討伐することで冒険者ギルドから報酬を受けとり、その実績から黄金級・銀級・銅級とランク分けされており、黄金級へと至るには「竜」を討伐する必要がある。

また、人は魔物を倒すことでその魔力を喰らい、自身の糧として成長していき、人によっては魔法や魔眼などの特殊技能を習得し、戦闘に役立てることができるようになる。

主人公:ウル

都市での居住権を持たずに放浪する流浪の民である「名無し」の少年。
妹のアカネが父親によって借金のカタにされてしまったため、自身が冒険者になって買い戻すという契約のもと、黄金級を目指して冒険者になる。

特に目立った技能はなく、冒険者としての才能も平凡だが、「名無し」という過酷な環境を自身の力だけで生き抜いてきた背景から、精神力だけは一級品と評される。
不屈の精神でもって多くのジャイアントキリングを成していき、徐々に大物喰らいとしての名声と力を手に入れていく。

周りに左右されない強い”我”を持ち、一度自身の敵と認識すれば容赦なく叩き潰す苛烈さがあるが、敵と認定するまでは比較的温厚で、むしろ身内には甘々な一面もある。

ヒロイン:シズク

大罪迷宮グリードの中でウルの前に突然現れた不思議な女の子。
人形のように精密な顔、美しい銀の長い髪、慈母のような優しい雰囲気、と女神のような美少女で、気を抜くと魅了されてしまうような魔性を持つ。

かつて神から「邪霊」と認定されてしまった精霊を信奉する組織の巫女であり、その精霊の復権のために、代表としての自分が「竜」を討伐することを目標としてる。
冒険者としての才能は、ウルとは対照的にかなりのもので、様々な魔法を、詠唱を自己流で唄のようにアレンジして使いこなす。

”使命を達成するためならば自身も含めどうなってもいい”という価値観を持っており、自身の魅力を最大限に活用しての精神操作など、きわどい立ち振る舞いを度々ウルに咎められ、正座をさせられる。

ストーリー

黄金級の冒険者になって妹を買い戻す。
竜を討伐して自らが信奉する邪霊を復権させる。
ウルとシズクは各々の目標を最短で達成するために、「賞金首」と呼ばれる、様々な理由で討伐困難とされ放置されてきた魔物をターゲットにして実績稼ぎ+魔力強化を図る。

しかし、トラブル体質なウル一行は、竜の分体に出くわしたり、都市の占領事件に巻き込まれたりと波乱万丈。
成り行きで事件に対処しているうちに、仲間も増え、名声もつき、いざ昇級!、、、かと思いきや、陰謀にはめられて牢獄生活を送る羽目になったり。

なんだかんだで「竜」の一体を倒してしまうウルは、いよいよこの世界の支配者たちに目をつけられるようになる!?

お気に入りのシーン:黒炎砂漠編

ウルが陰謀にはめられて牢獄生活を送ることになるパート。
牢獄は、憤怒の大罪竜ラースによって呪われた大地「黒煙砂漠」の地下に建造されており、囚人たちは呪われた大地を解放することを目的に働かされている。

長い間、黒煙砂漠の攻略が進んでいないことから囚人たちは開放をあきらめかけていたが、部隊にウルが加わり少しずつ攻略が進むようになり、また、ウルの不屈の精神に引っ張られ、希望を取り戻し始める。

あんまり書くとネタバレになっちゃうのでアレですが、このPartまでのウルの成長の集大成!みたいな感じでとてもワクワクさせてくれるストーリーでした。

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