こんな人に(こんな所が)オススメ!
① 奇想天外な主人公!何をしでかすか分からないハラハラとドキドキを求めて。
→ 展開が読めないってのはそれだけでワクワクしますよね!
② 言葉だけで相手を翻弄する。痛快な舌戦を楽しみたい!
→ 小説は「会話」が命。だから戦闘シーンも「会話」が命。
③ ストーリーに散りばめられる伏線。気づいた時には鳥肌もの!
→ 主人公に敵が騙される。ついでに読者も騙される。
あらすじ
魔人帝国が大陸侵略を掲げ、兵を動かした! いきなりピンチに陥ってしまった小国ミスマルカ、でもそのとき王の留守を任されていたのは、剣も魔法もできないダメ王子のマヒロ。臣下は絶望、兵たちが玉砕する覚悟を決めたとき、そのダメ王子が「話合いで解決しない?」と、とんでもないことを言いだし!?
いまここに、大陸すべてを震撼させるぐーたら王子の伝説が始まる!
※書籍画像、あらすじはスニーカー文庫公式サイトより引用
作品の魅力
主人公・マヒロの「言葉」に敵も仲間も、読者すらも騙され、弄ばれる。
そんな痛快な言葉遊びで最後まで楽しませてくれる作品。
自国への脅威を取り除くべく、言葉だけで大陸を統一しようとするマヒロ。
敵は武力も陰謀もなんでも使ってくるが、マヒロが行使できるのは「会話」だけ。
それでも相手を交渉につかせるためなら、自国の宝でも自身の命でもなんでもチップに変えて相手の心を揺さぶってくる。
誰もマヒロの真意を測れないため、言葉に翻弄されて味方が敵(?)になったり、敵が味方になったり。
どうやって窮地を乗り切りのかの予測がつかなくて、ハラハラして、でもそれが面白くて。
頭がいい系の主人公ってなんだかんだで+@で何かを持ってたりするけど、本作の主人公の場合は本当に「言葉」だけ。
そんな主人公の言動に最後まで目が離せない、ハッタリファンタジー!